経験者が語る自己破産までの道のりとその後

借金地獄に苦しむ方々へ、自己破産を経験した者のみわかる情報を提供します

自己破産の手続きが完了したその後

f:id:jamilla:20180830204628j:plain

今日は弁護士へ依頼後のことについて

書きたいと思っております。

 

弁護士へ自己破産の依頼をした時点で

返済の催促、督促が来なくなりますが、

新たな借り入れができなくなります。

 

これは弁護士が貸主に

借主が自己破産の手続きを踏んだと

通達を出すからです。

  

この通達で

債権者は一切借主に直接連絡ができなくなります。

何か不服や要件がある場合、

弁護士を通してということになります。

 

ほとんどの場合、弁護士を通しても

連絡が来ることはありませんね。

 

自己破産を申請して

自己破産の決定(免責)となるまで

多少の制限があります。

 

①引っ越しができない

➁2泊以上の旅行の場合、許可が必要

③郵便物が弁護士経由になります。

③職種によっては制限されます。

  例 弁護士

    公認会計士

    司法書士

    宅地建物取引業者 などなど

 

ただ、以上も破産決定となれば

制限は解除されますので、

新たな借金ができない以外は

以前の生活と全く変わりません。

 

何よりも、借金のない生活になります!!

 

それ以外に

私の場合、2回ほど裁判所に呼ばれました

実際に裁判の行われる法廷に行き、

裁判官と弁護士と、裁判を行います。

第○○号事件と呼ばれます。

ただ、債権者が誰も来ませんでしたので

形だけの裁判となり、

ものの5分で終わりました。

それを2回。

 

これは貴重な体験でした。

しかも仕事の途中で、

理由も内緒でちょっとだけ中抜けをしての

裁判でした

 

そんなこんなしていますと

免責決定の通知が来ます。

 

それで晴れて、普通の社会人と同じです

他に人に自己破産をしたと言わない限り

誰にもわかりません

うまくすれば、家族でもわかりません。

 

ただ私は、勤務しておりました会社の

社長にだけは話をしました。

それは会社の役員になったからです。

黙っていればわかりませんが、

でももし間違って社長になるなんてことが

あったとしたら、

何か支障が出るのではないかと心配したからです。

 

でも何も問題ありませんでした。

逆に社長が気を使ってくれました。

 

思った以上に自己破産者って多いんです。

私の勤めている会社には

何人も自己破産者がおります。

 

自己破産者はとにかく頑張って働きます。

それはなぜか。

 

何をするにも現金が必要だからです。

現金を稼ぐためには仕事をしなければなりません。

1円でも多く現金を稼ぐために、

一生懸命仕事をします。

そのため、

自己破産者はめきめきと力をつけてきます。

その後、5年経ち、10年経って

新しく借金ができるようになるころには、

それなりの給料を取り、貯金をし、

借金なんて必要ないようになっています。

 

そうなっている人が多いんです。

 

ですから、

自己破産は決して悪いことではありません。

新たな人生のスタートだと私は思います。

 

借金で悩んでおられる方、

勇気を持って一歩踏み出してみてください。