過払い金請求にかかる費用
過払い金について、CMで聞いたことあると思います。
私も過払い金について過去に書いてます。
jamilla.hatenablog.com
過払い金とはご存知の通り
払いすぎた利息を戻してもらう権利のあるお金です。
この過払い金を請求するために、いくら費用がかかるのでしょうか?
まず最初にかかるのが弁護士や司法書士にかかる手数料です。
相談料
これは弁護士や司法書士への相談料として1時間いくらの単位で発生するものです。
一般的な相場では1時間5,000円~10,000円というのが多いようです。
ただ、CMでもよく言ってますが、初回相談のみ無料というところが多いようです。
着手金
これは弁護士や司法書士に依頼をした段階で発生します。
請求する賃金業者1件あたり1万~2万円というのが相場です。
ただ、この着手金は、過払い金の金額に納得がいかず、
依頼を取り消しても、着手金は戻ってきませんし、
万が一過払い金が0だったとしても、費用は発生します。
また、着手金は事前に弁護士や司法書士に
支払わなければならないのが原則です。
でも費用がないから過払い金請求をする方がほとんどではないかと思います。
そんな方にも、後日払いや分割払いに応じてくれるところもあるようです。
報酬金
報奨金は過払い金の返還請求が成功した場合に
発生する費用です。
報奨金費用のぼったくりを防ぐために、
弁護士協会などで上限を決めております。
報酬金には、解決報酬金、減額報酬金、過払い報酬金の3つがあります。
①解決報奨金
賃金業者への過払い金請求が完了した段階で支払う報酬金です。
1社につき、弁護士で2万円、司法書士で5万円が上限となります。
②減額報奨金
借金が残っている貸金業者に過払い金請求をした時に
過払い金請求が完了しても、借金が残っている場合の報奨金です。
過払い金により減額になった金額の10%が上限。
例)50万円の借金が、過払い金請求により、
20万円に減額になった場合。
50万円ー20万円=30万円
30万円×10%=3万円
3万円以下が減額報奨金となります。
③過払い金報酬金
請求先の業者に借金がなかった場合、
もしくは過払い金が債務額を上回る場合に発生する報酬金。
返還できた過払い金の割合に応じて報酬金が算出されます。
こちらは過払い金額の20%が上限です。
万が一、訴訟になった場合は、25%が上限です。
訴訟になった場合、上記以外にも
金額が結構かかってしまうのですが、
今日のところは割愛させていただきます。
では実際にいくらかかるのでしょうか。
ちょっと試算してみます。
弁護士に依頼をし、3社から100万円の請求ができた場合です。
相談料 30,000円(3時間)
着手料 60,000円(20,000円×3件)
解決報奨金 60,000円(20,000円×3件)
過払金報奨金 200,000円(100万円×20%)
費用総額 350,000円
実質の受け取り金額
1,000,000円ー350,000円=650,000円
費用は上限の金額で計算してますので、
もう少し抑えることができそうですね。
なるべく訴訟に持ち込まないようにするのも
弁護士や司法書士の腕の見せ所です。
そのあたりは、経験豊富なところが頼りになりますね。
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